2003年4月


たまには人様の役に立つ情報を。

Fujitsu FMV-BIBLO LOOX S (S7/60W)
分解&HDD換装(交換)メソッド


まず必要なモノ。

・0番プラスドライバー
・Y型特殊ドライバー
・細いマイナスドライバー
・先のひん曲がった治具(Gootのツールキットが有れば言うこと無し)

これに加えてピンセットが有れば尚良し。


Y型ドライバが入手できなければ、精密ドライバーのマイナスをアレコレやっても開くかも知れません(私は持っていたので素直にY型ドライバを使った)。
その際はネジ山をナメないように注意。

さて、準備ができたら、本体を裏返して見えるネジをとりあえず片っ端から外していきます。

全部外し終えると、こんな感じでキーボードとその手前のパームレストの部分が分離されます。
パームレストの部分は引っ張ればパコッと簡単に取れます。


キーボードは2本のフレキシブルケーブルで本体メイン基板と繋がってるので、変に力を加えてケーブルを切断しないように注意。特に茶色のケーブル。


作業の邪魔になるので、さっさとフレキケーブルをコネクタから抜いてしまいましょう。
コネクタの両端を持ち上げるとフレキケーブルがフリーになりますので、すっと上に引っ張って抜く。変なテンションがかかってたら、無理に引っ張らずにコネクタのロックを確認。


こんな感じで2本とも抜きます。
これでキーボードは完全にフリー。

次に、キーボードの土台となっている部分をシャーシより分離。
本体背面の2本の黒いプラスネジを抜くとガタつきが出てくるのでなんとなくこんな感じで取れるのねという感触がつかめると思います。


その際ここにツメが1カ所あるので注意。
脇からマイナスドライバーを突っ込んで、丁寧にツメを押し下げて引っ張ると綺麗に取れます。
力業で引っ張るとツメが割れちゃう場合があるので、くれぐれもやさしく。


もう1カ所。ここは慎重に。液晶ヒンジ部分。ツメで止まっているので左右からマイナスドライバを突っ込んで丁寧に持ち上げてゆっくり外す。この箇所の裏側には液晶パネルへの細い配線が束になって走ってるので、力任せでバコっと引っ張らないように、ゆっくりスライドして外そう。


ここまで来ればフリーにはなりましたが、もう1カ所フレキケーブルがあります。本体手前、スピーカーの部分。
これもコネクタのツメを倒すと、するっと抜ける。
これで土台部分がシャーシから完全に分離されました。


ゆっくり持ち上げると、お待ちかねの光景がそこに。


液晶パネルへの細い配線群。本体背面のツメを開けるときに「ゆっくり丁寧に」ってのは、こんなもんが裏に潜んでいたから。
黒いケーブルの束は簡単なコネクタで繋がってるので、外れてもぐいっと押し込むだけでいい(実際外れやすい)けど、もう1方のヤツはコネクタ部分が今までとは違って厳重っぽくて傍目にもヤバそう(液晶バックライト用配線と思われるので高圧がかかってる可能性大)。
この配線・コネクタはいじらないが吉。


HDD自体はネジ止めされている訳でもなんでもなく、スポンジで挟まれているだけなので、手で持ち上げればこのようにスルッと取れます。


これも例によってフレキシブルケーブルで繋がってるので、変なテンションかけて折ったり曲げたり切ったりしないように。



ここまでくれば、後は何も言うまい。好きにすれ。



意外と簡単だったでしょ?





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